Googleマップの指示に従ったら車にはねられた、そして訴訟へ

アメリカユタ州に住む女性ローゼンバーグさんは2009年1月19日に、Google徒歩ルート検索の案内通りに歩いていたところ、歩道の無い道に入り込み車にはねられてしまった。10万ドルの賠償を求めてGoogleを訴えている。


ローゼンバーグさんが目的地へのルートを、自分のBlackBerry経由でGoogleマップの徒歩ルート検索で調べたところ、案内されたルートに通称ディアバレードライブと呼ばれる道路が含まれていたが、ここは実際は歩道の無い州道224号線であった。その結果、車にはねられてしまった。

これだけ聞くと、ガキじゃないんだから、いくらなんでも自分でも周りを見て判断しろよ!とつっこみたくなりますが、ソース元サイトの記者が弁護士に取材を行って、新たな事実、というか主張がいくつか出てきたみたいです。

原告側主張をまとめるとこんな感じ、

  • Web版のGoogleマップ徒歩ルート検索には「ベータ版なので歩道が無い場所が表示される可能性があります」との警告メッセージが出てくるが、BlackBerryで見た場合はそのメッセージが出てこない。
  • ローゼンバーグさんは事故現場付近は初めて行った場所だったので土地感がなかった。時間は朝の6時で、周りには街灯もなく真っ暗であった。さらにその時間はまだ交通量も少なく、横断するのが危険かどうか判断できなかった。そのため、ローゼンバーグさんは、反対側に歩道があると思い、州道を横断しようとして事故に遭った。
  • Googleはストリートビューの画像データを持っているのだから、その場所が危険なことは認識できたはず。案内に反映させるべきだった。ルートを提供するならば、もっと責任を持つべき。

警告メッセージについてはGoogleによると本当は出てたっぽい。Web版にはサービス立ち上げと同じ2008年7月から、モバイル版には2008年11月から。ただしモバイル版のメッセージは画面サイズの制約もあるので「ベータ版なので注意してください」との短いメッセージ。これがそのモバイル版のメッセージ。

確かにこれじゃルート案内に同化しすぎでわかりにくいですね。でも一応出てたのか。

土地感が無かったという点については、それなら余計注意しなきゃだめじゃないか、と正直思いますが、確かにアメリカの田舎なんて街灯まったく無いとこたくさんあるだろうし、真っ暗なとこも多いだろうね。でもそんなとこなんで歩くのと思う。日本ならまだしもアメリカだよ?女性が一人で歩いてもユタなら大丈夫なのか?反射板付きのジャケットなんて持ってる人少ないだろうけど、そういうのも着るべきだったでしょう。

Googleは画像を持っているのだから、ルート表示前にで安全かどうかを判断できたはずというのも、Googleの中の人が手動で検索してるわけじゃないんだからまぁ無理ですよね。そんなのわかって言ってんだろうけど。でもGoogleもこんな風に安全に関する問題が出るとは思わなかったんじゃないだろうか。安全なルート案内をお願いしたいもんです。

でも実際は当時のGoogleのルート案内も州道を反対側へ横切るように指示はだしていなかったとのこと。しかしローゼンバーグさんが入って来た側に歩道が無かったのも事実。でもそこを歩くように指示が出ていた。そのため、暗かったせいもあり、ローゼンバーグさんは反対側に歩道があると考え、道路を横切ろうとして、結果車にはねられた。

この道歩け!って言われてるところに歩道なかったら、確かに反対側にあると思い込んでもしょうがないかも。暗かったら見えないし。しかし脇道から州道に入ったところは横断歩道ではなかったのだから、本人も周りを注意して渡るのをやめるべきではなかったのかとの記者からの質問に、弁護士もローゼンバーグさんにもある程度過失があることは認めたようです。

予想としてはローゼンバーグさんの完全勝利は無さそうですが、割合的にGoogleがかなりかぶった場合は、似たような裁判が増えるんでしょうか。訴訟大好きアメリカ人ですから。Googleによるといまのところ同様の裁判は他にないそうです。source

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