AppleがFoxconn従業員の賃上げを提案、これ読んで上海行ったときのこと思い出した

中国で活動する台湾企業のFoxconnはiPad、iPod、iPhoneなどApple製品の大部分を製造していますが、自殺者が続発しているためAppleが賃上げを提案しているようです。

FoxconnではApple以外にもマイクロソフト、HP、DELL、任天堂、ソニーなど、名だたるメーカーの製造を請け負っているが、Apple製品の製造は主にシンセン工場で行われている。自殺者が多いのもシンセン工場。

Appleはこの異常事態を憂慮しており独自の調査も行った。中国のニュースによると、水面下でAppleはシンセン工場従業員の20%の賃上げを提案しているらしい。20%の賃上げはAppleにとっては微々たる額で、iPad1台あたりの組み立て工賃が2.3%から3%に上がると推測されている。これを実施してもAppleはiPad1台で数百ドル、最低でも200ドルの利益を上げているとも言われている。source

このニュースを読んで、4~5年前に上海に行った時のことを思い出しました。当時上海の企業からある製品を輸入して日本国内で販売するというプランが社内で盛り上がっていて、社長以下数人で現地工場の視察に行きました。

マネジメントや設計の人は英語のできるエリートばかりでしたが、製造現場で働いているのは皆さんいわゆる低賃金の地元民です。愛想良くニコニコしてくれてましたが、英語と言ったらoneもtwoもわからないような人たちです。彼らがいくらもらってるか聞いたけど教えてもらえなかった。

そして工場見学が終わってから従業員宿舎を見せてもらったんです。向こうの幹部は嫌そうな顔をしていましたが、すごい興味があったので見せてもらいました。1フロア5部屋ぐらいで4階建てぐらいの建物でしたが、建物に足を踏み入れた瞬間アンモニア臭がものすごくて、幹部の話によると従業員は平気で廊下で小便などをしてしまうとのことでした。とにかく悪臭がすごい。

各部屋は2段ベッドがいくつか並んでいて刑務所みたいな雰囲気でした。とにかく汚らしい感じであふれていました。彼らには申し訳ありませんが、ここに泊まったら絶対シラミがわく、とビビッてました。かわいそうだわ~、と思うことぐらいしか私にはできませんでしたけど。

ちなみにトイレも見せてもらいましたけど、びっくりした。「ドアねーしw」よくテレビで言われている、中国のドアの無いトイレ。初めてみた。大便の方はスペースが2個あってその二つは一応仕切られていたので、後ろの人からも前は見えない造りでしたが、二つのスペースが真ん中に流れる川みたいなのでつながってた。前の人のが後ろに流れていくんじゃないだろうか、と思ったけど実際やってるとこ見なかったからわからないけど。それかもう少しよく見れば仕切られてたのかもしれないけど。

あと食堂はジャッキー・チェンの映画に出てくるような貧乏食堂みたいのが宿舎に併設されていて、外はゴミ捨て場になってて産業廃棄物みたいなゴミが山積みになっていた。あと生ゴミ用のドラム缶があって、生ゴミは全部そこに捨てられていたんだけど、悪臭がすごくて見るのもおぞましいぐらい。毒でいっぱいになってるドラム缶ですよ。もうちょっとしたダーティボム。アレは最終的にどうやって処理するんだろうと不思議に思ったものです。まさか川に流すんじゃないだろうけど・・・。

上海はその後もう一度行きましたけど、街中の飲食店なんかは全然こんなイメージじゃないですよ。普通にきれいですし、トイレにもちゃんとドアついてます。ただし町の食堂みたいなとこだと店員に愛想は無い。車の運転は本当に乱暴で、事故現場を見ない日は無かった。

北京オリンピックや上海万博の影響で、彼らの生活が少しでも改善されていることを祈ります。また中国行きたいです。

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